【売却済】辻村史朗 奥高麗茶碗「喜楽」大徳寺塔頭 芳春院 秋吉則州御書付 tsujimura, shiro oku-goryeo bowl

14.9㎝径×7.7㎝高

辻村 史朗 1947(昭和 22) -

1947年 奈良県御所市に牧畜を家業とする家の四男として生まれる。
1969年 リヤカーの車輪を利用した轆轤を自作し轆轤による作陶を始める。
1970年 奈良県奈良市水間の山中に土地を求め、民家の古材や廃材を使って自らバラックのような家を建て、同時に自宅近傍に薪窯を築く。
1977年 30歳の時、今までの修行の成果を披露するため奈良水間の自宅で初めての個展。 1978年 前年の個展の反響に気を強く持ち大阪三越にて個展を開催。古美術商の近藤金吾氏の眼に止まり、翌年にも同じ場所で個展。その後も東京日本橋三越、松坂屋本店(名古屋)、丸栄(名古屋)、有楽町阪急(東京)、阪急梅田本店(大阪)、その他、たち吉本店(京都)、岩田屋(福岡)各地の画廊で個展を多数開催。
1981年 兵庫県加西市にある北条羅漢を見て感銘を受け、以後羅漢が主要なテーマの一つに。絵付けや釘彫りで作品の表面に施すようになる。
1993年 海外でも人気を博し、独・フランクフルト・ジャパンアートにて個展を開催。英・ウエスト・デュポンにて築窯、作陶を行う。
1994年 ロンドン・ギャラリー・ベッソンにて個展を開催。


秋吉則州

大徳寺塔頭芳春院住職。1948年大分県大徳寺派光厳寺の三男一女の長兄として生まれる。1967年、東京都上野の広徳寺、福富雪底師のもとで小僧生活を送りつつ、駒澤大学に通う。1971年に卒業、翌年に京都大徳寺専門道場に掛搭(雲水修行)、中村祖順老師に参ずる。1984年6月に芳春院副住職に就く。12月には専門道場を出て芳春院に入り、住職三重野荊山老師の看病につき看取る。1986年に芳春院住職となり、現在に至る。