13.6㎝径×8.6㎝高
十二代 田原陶兵衛 萩割高台茶碗 12th tahara, tohbe hagi bowl with cut foot
十二代 田原陶兵衛 1925(大正14) - 1991(平成3)
1925 山口県長門市に生まれる
1944 旧制山口高等学校在学中に召集を受けて満州に渡る
1945 シベリアに抑留される
1948 抑留先のシベリアから復員後、長兄11代田原陶兵衛に後継者不在の為家業を継承
1956 12代田原陶兵衛を襲名
1972 日本工芸会正会員
1981 山口県の無形文化財保持者に認定
1991年9月27日没。66歳没
10代陶兵衛の二男として山口県長門市に生まれる。長兄11代田原陶兵衛に後継者がいなかったため家業陶芸を継承。父や兄(11代)に陶芸を学ぶ。1956年、兄の死去により12代を襲名。
田原家は赤川助左衛門の系統を引く、深川御用窯(深川萩)の陶芸一族としての名跡。1866年(慶応2年)8代赤川喜代蔵の時に嫡男謙治が赤川性から田原姓に改姓。12代田原陶兵衛は独自の高麗朝鮮陶器の研究、茶道への造詣を深め茶陶中心に発表した。田原陶兵衛は田原家当主が代々襲名し現在に至る。現在『田原陶兵衛』の名跡は13代である。