縦約177.0㎝ 軸棒38.0㎝
裏千家 十四代 淡々斎 一行幅「閑坐聴松風」 urasenke the 14th sen, soshitsu tantansai "kanzashite shofuwo kiku"
裏千家 十四代 千宗室 淡々斎 1893(明治26)- 1964(昭和39)
裏千家十四代家元。
東京都出身。十三代千宗室の長男。同志社普通部卒。号は碩叟、淡々斎。
1940年全国組織の淡交会を設立、裏千家発展の基礎を築く。また国際茶道文化協会を設立、茶道の海外普及にも努めた。
妻は千嘉代子。子に長女の塩月弥栄子(宗芯)、次女の櫻井良子(宗養)、長男の十五代千宗室、次男の納屋嘉治(淡交社社長)、三男の大谷巳津彦(デザイナー)。
閑坐聴松風(かんざして しょうふうをきく)
閑坐 … 一切の妄念を離れて坐禅すること。
松風 … 松の木に吹く風(の音)。静寂の世界を表す。また、茶の湯では茶釜の煮えたぎる音をさす。
心が急いていれば気付かぬことが多い中で、静かに坐して耳を済ませば、澄み渡った音が聴こえて来る。すなわち自然の真理が見えてくる。