25.2㎝胴径×17.3㎝高
【売却済】大國藤兵衛 大國柏斎写 波地紋姥口釜 tobei, ookuni ubaguchi (toothless elderly woman's puckered mouth) iron kettle
大國藤兵衛
初代の大吉 大正04年杉聰両子爵より「柏斎」の号頂く
大國柏斎(1856年安政3年2月生-1934年昭和9年3月14日死去。79歳)
明治~昭和 時代前期の釜師
父の業をつぐ。明治22年ごろから「大國造」「 大國製」の銘で鉄瓶を、42年以後茶の湯釜を製作
釜師初代藤兵衛(栢斎)は大正11年、大阪府より美術工芸会の長老として表彰を受ける
大正13年パリ万国装飾美術展に出品し一等賞を受ける
二代大國藤兵衛(弟)
大正04年 日本美術協会の最高賞頂く
近代大阪の釜師・大國栢斎は大阪島之内生まれの釜師として名高く、宮中で用いる御用釜などを制作し、評価された。一方、その子で彫刻家の貞蔵は、大阪ビルヂングの外部装飾を手がけるなど建築への造詣が深い一方、初代中村鴈治郎のデスマスクを取る(写真参照)など当時の大阪の芸能にも精通しており、幅広い分野で活躍した。